涙の数だけ強くなれるよ

 

 

 

 

 

 

 

今週のお題「ゾクッとする話」

 

みなさん、はてなブログってご存知ですか?

そう!今まさにみなさんがみているこのブログがはてなブログなんですが、はてなブログさんでは週に1度「今週のお題」というものがでます!

この機能は本当に助かりますねw

きょうみたいにネタのなくってどうしようもないときはこのお題にまつわることを書いたらええから( ^ω^ )

やっぱりネタに詰まることってある、、、特におれみたいなFFしか脳がないような人間は特にね( ;´Д`)w

ってことで今週のお題である「ゾクッとする話」を書いてみようと思うw

下手くそな文章で読みづらかったらごめんねw(何を今更、、、いつもやないかいw)

 

 

 

「ゾクッとする話」

これから書くことは嘘みたいな本当の話、、、

 

それはオレが高校3年の卒業式のときのこと

 

卒業式というのは嬉しくもあり悲しくもあるもの

また一つ殻を破って大人への階段を一段登ることが目に見える嬉しさ、、、

3年間の生活の大半を過ごした友との別れの悲しさ、、、

そんな卒業式の前日の夜、親の携帯が鳴った。

 

母「もしもし?、、、え?!そんななんで急に、、うん、、そっか、、、わかった、、、連絡待ってるね、、」

 

電話でお袋が動揺し、それを押し殺すように話をする姿をみておれは

「???」

全くなにがなんだかわからなかった、、、

お袋が電話を切りおれに向かって

 

「おじいちゃんが倒れたって、、、救急車で⚪︎⚪︎病院に運ばれて、今夜が山だろうって、、」

 

悲しそうな顔でそう言った。きっと子供のおれに不安な姿を見せたくなかったんだろう。必死にこらえていたのだろうが顔がこわばり悲しそうな表情が子供のおれにもみてとれた。

それを聞いた瞬間からおれの心は卒業式へのドキドキからじいちゃんが倒れたという一報へのドキドキに変わった。

 

その日の夜は寝付けなかった、、、

自室の窓際にあるベッドに横になりながら澄んだ夜空をずっと眺めてた、、、

時折そんな澄んだ夜空が潤んで霞んで見えたりもしたがおれも堪えた。

 

午前4時ごろ急に尿意を自覚したためトイレへ、、

寝付けないだろうとわかってはいたが、それでも寝ようと思っていたためコンタクトを外しているときは普段つけているメガネも外していた。

家の構造上玄関前を通らないとトイレに行けないため、歩いて玄関前へ、、、

 

玄関前にたどり着くとそこには白い光のようなものが淡く光っていた。

「は?なに?!」

そう思いすぐにメガネを取りに自室へ、、

ベッドの枕元に転がっていたメガネをかけ、すぐさま再び玄関へ

光はまだあった!近寄ってみると少しずつその形状がはっきりと目にはいってきた。

それは人の形をしていた。見たことのある人、見たとき胸が少し締め付けられるような感覚だった。

そう、そこには白装束のようなものを身にまとったじいちゃんがぽつんと立って笑顔で手を振っていた。

 

「え?じいちゃん?なんでここに?大丈夫なの?」

「、、、」

返事はない

 

すると近くの親父とお袋の寝室から携帯の鳴る音が聞こえた、、、

その瞬間おれは目の前にいたじいちゃんから目を離しその音の方へ目を向ける、

しかし、そんなことよりじいちゃんのことが気になったおれは再びじいちゃんが立っていた方へ視界を戻した、、、

しかしおれの視界に入ってきたのは電気もついてない真っ暗な玄関。

じいちゃんはいなかった。白い光のようなものもなかった。

 

そのままその場でぽつんと立ち、玄関の方を見つめていると、親父とお袋が寝室から出てきておれに言った。

 

「おじいちゃん、たった今亡くなったって、、、」

 

そのまま病院へ向かうと親の言葉の通り、じいちゃんは亡くなっていた。

顔は白く、触れると冷たい皮膚の感触が手に、、

人が亡くなるということを初めて身近に感じた瞬間だった

「あぁ、本当に亡くなったんだな」

そう思ったおれは抑えきれなくなった大量の涙を流しに流した。

その日、おれは卒業式には出ずにじいちゃんの家で一日中泣いた。

 

 

あの玄関に立って手を振っていたのはなんだったのか未だにはっきりとはわからない

もしかしたらじいちゃんがなくなるかもしれないというショックからおれの頭が勝手に作り出した幻覚みたいなものだったかもしれない。

親父とお袋にその話をしたら優しく「お前に最後会いに来たのかもな」って

 

この話は友達に話しても恋人に話しても信じてもらえないし、きっと親父たちもおれがそう話したときは信じてなんかいなかっただろう。

でもおれは今でも「あのとき最後にじいちゃんの笑顔が見れてよかった」と、、、

そう思う。

 

 

以上「ゾクッとする話」でした!

ゾクッとした?w

信じられないでしょ?

うん、気持ちわかるから信じてくれなくてもいい、、

笑ってくれてもいい、、

でもあれがあったから今おれは救急救命士としての誇りをもっていられる。

あの出来事があったから人の生死に関わる仕事と向き合っていける。

今は亡きじいちゃんに心からこれを伝えたい、、、

 

「ありがとう」